パワポ動画を自動営業ツールとしてセールスに活用しよう

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1 オンライン動画の価値は再生回数で評価できる?

テレビ番組では視聴率という数字が価値の指標になっています。
YouTube動画にも再生回数のカウントがあります。
視聴率が高いテレビ番組は話題になります。
再生回数が多い動画は話題になります。

では私たちが公開する動画も、再生回数が多くなければならないのでしょうか。
私はこれを20%肯定して、80%を否定します。
再生回数は一つの指標にはなりますが、それだけが全てではありません。
再生回数という数字を指標にする考え方は、完全にマスマーケティングの価値基準です。
オンラインでの動画はダイレクトマーケティング。
一旦、再生回数という価値基準を捨てなければなりません。

では、適正な再生回数とはどのくらいなのでしょうか。

2再生回数に惑わされない

YouTubeはみなさんご存知ですよね?
このブログを見てくれている方はきっと知っていると思います。
「せっかく作った動画を誰も見てくれなかったらどうしよう」
「再生回数が低かったら逆効果じゃない?」
そんなことをお考えの方はいませんか。
その考え、ちょっと待ったです。

2005年に始まった動画共有サービスのYouTubeですが、日本でじわじわと人気になってきたのは2006年。
もう10年も歴史があるんですね。
昨年は「ピコ太郎」さんの動画が大ヒット。
ジャスティン・ビーバーさんが紹介して一気に火がついて、「ペンパイナッポーアッポーペン」の再生回数は2016年12月の時点でなんと1億回を超えました。
今や「ピコ太郎」さんはテレビに引っ張りだこ。
見ない日はありませんね。
「アッポーペンアッポーペン」と街を歩いている子供たちが口ずさむのを何度も聞きました。
再生回数1億回ですよ。
すごいですよね。
日本で有名なYouTuberといえば「ヒカキン」さん。
毎日動画を公開して、公開すればすぐに10万回以上の再生がされているようです。

再生回数はやっぱり人気のバロメーターになります。
再生回数が多い動画は目を引きやすく、「これだけの人が見ているのだから面白いんだろうな」という安心感もあります。
行列ができている飲食店への信頼感と同じようなものでしょうか。

しかし再生回数というバロメーターがあるおかげで、動画で告知するのをためらう方もいるのではないでしょうか。

でもそんな考えは損です。
はっきりと言います。
損です。
もう一度言います。
損です。

なぜなら、トップYouTuberとあなたの動画は目的が違います。
トップYouTuberの目的は再生されること。
再生回数に応じた広告収入が彼らの収入です。
有名になってテレビに出れば、出演料にもなるでしょう。
広告効果を見込んで、企業が商品のタイアップをしてくれるかもしれません。
ネット版の芸能人といったところでしょうか。しかしあなたのビジネスは芸能人を目指すものではないと思います。
あなたの動画の目的はなんですか?
あなたの商品やサービスをちゃんと知ってもらいたい。
使いたい人に商品やサービスを届けたい。
このサービスさえあれば、困っている人が助かる。

 

再生されることは、もちろん大切です。
再生されなければ、意味がありません。
そして、再生される仕組み作りをしなければなりません。
再生される良いコンテンツを作らなければなりません。
しかし、あなたの動画の効果は再生回数では測れないのです。

届けたい人に、情報をしっかりと届ける。
これがあなたの動画の目的なのです。

「しっかり」と言いましたが、これも動画ならではの価値があります。
みなさん美味しいお店の情報はどうやって手に入れますか?
テレビ、雑誌、ネット、ネットの口コミ、人から教えてもらう。
いろいろと方法があると思います。
あなたは情報を届けたい側です。
自分のこだわりと想いを届けたい。

ただそれを10分も20分も説明されたら?
場合によってはちょっと嫌ですよね。
忙しいですし。

短く、素早く、シンプルに、情報量を多く届ける方法、これが動画です。

3  1分の動画は180万文字に匹敵する

この言葉は、様々なホームページで日本語に翻訳されています。
アメリカのマサチューセッツ州にフォレスター・リサーチ社(https://go.forrester.com)という調査会社があります。企業のホームページを評価したり、デジタルマーケティングの調査をしている会社です。フォレスター・リサーチ・ジャパンという日本法人もあります。
この会社のアナリストであるジェイムスさんが「1分の動画は180万文字の価値がある」と発表しました。
どういうことを意味しているのか、少し考えてみます。

一般的な文庫本の小説は300ページ位です。
文字数に換算すると12万字くらいでしょうか。
となると、1分の動画は15冊分の小説と同じ情報量があることになります。
しかし直感的に、そんなことはありえないと感じますよね。

しかしこう換算してみると少し納得できます。
1枚の猫の写真があるとします。
飼い主との出会いは9年前。
好物は煮干し。
夕方になると煮干し欲しさに飼い主に甘えます。
などなど。。。
1枚の写真をしっかりと説明するのに、1000文字必要だとします。

一般的な1秒の動画は30枚の静止画で構成されています。
1秒間に30枚がペラペラ漫画のように流れていくわけです。
1分間になると1800枚の静止画が必要です。
1枚を説明するのに1000文字使うわけですから、1000×1800で180万文字。
こう説明されると少し納得できます。

問題なのはジェイムスさんが言っていることが正解か不正解かということではありません。
動画は文字と比べて、伝えることができる情報量が相対的に多いということです。
さすがに1分の動画が文庫本の小説15冊分の価値があるとは思えません。
しかし伝えられる情報量が文字を圧倒することには納得ができます。

ここであなたの動画利用の目的を思い出してみたいと思います。
目的は「届けたい人に情報をしっかりと届ける」ことです。

あなたの商品やサービスをどんな人に使ってもらいたいか。
どんな状況で使ったら問題を解決できるのか。
その情報を伝えるために、どんな動画にしたらいいのか。

あなたの商品やサービスを、実際に利用する人の前で説明する機会は今までもあったかと思います。
きっとこれからもある。
いつも紙の資料を作ってプリントアウトして、それを持ってお客様の前に時間とお金を使って出向く。
説明するときは、パワポで作った10ページ以上の資料を見せながら口頭で補足を入れる。
しかしお客様が「いらない」と言ったらその苦労は報われない。。。

イメージが湧いてきましたか?

そうです。
この商品・サービスの説明を動画にしてしまえばいいのです。

しかもその資料、パワポで作っていたらなおさら。
即動画化です!
そしてオンラインで公開しましょう。

4 売上を確保するための対面訪問数

今の売上を確保するのに、どれくらいのお客様を訪問しましたか?
ちょっと計算してみましょう。
1年は365日。
年間休日を120日とします。
そんなに休めないよという声も聞こえてきそうですが。
あさ10時に1件目、ランチを挟んで13時に2件目、16時に3件目。
1日に3件の訪問をするとします。
年間休日が120日なので、稼働は245日。
245日×3件=735件
営業だけに専念できた場合です。
商品やサービスの開発もしなければなりませんし、お客様対応もしなければならない。SNSも更新しないといけないし経理もしなきゃ。
実際にはこうはいきませんよね。
営業だけに専念した場合でも、1年間で735件。
実際は500件を下回るのではないでしょうか。
いや、500件も回れればすごいですよね。

この計算をしたことによって、目標の再生回数が見えてきました。

営業だけに専念できたとして、一人の営業マンが1年間に735回。
業種業態、お客様の温度感など様々な要因はありますが、1年に735回の再生回数があれば、あなたが営業に専念できた場合と同じだけ商品・サービスの説明ができたことになります。

さらに計算してみます。
1回の訪問に500円の交通費。
移動と説明に2時間。時給1000円で計算。
500円×735回=36万7500円
2時間×1000円×735回=147万円
合計で183万7500円也!

驚きです。
計算をした私も驚いています。
時給1000円なんて事はないでしょうから、金額はもっと高いでしょう。
もしかするとジャイムスさんは、この計算を含めて1分の動画は180万文字の価値があるとおっしゃったのでしょうか。

あなたの商品・サービスを求めている人がいます。
その人は今も困っています。
あなたが寝ている時も困っています。

ならばあなたが寝ている時も、経理をしている時も、商品開発をしている時も、オンラインで困っている人に情報を届けてあげましょう。
オンライン動画はあなたの分身となる営業マンをもう一人、いや2人、それ以上を増やしていく取り組みに他なりません。
そして目指す再生回数は10万回でも100万回でもありません。
あなた一人の会社なら、年間で735回です。

5 オンライン動画の力

営業やマーケティング部門にデータサイエンステクノロジーを提供しているAberdeen社(http://www.aberdeenservices.com/)という会社があります。こちらが公表した庁舎結果によると、動画を含むウェブサイトは動画がないウェブサイトに比べると、検索からのトラフィックが41%上昇すると発表しています。
動画は再生されないと意味がないと言いましたが、実は再生されずともあなたのランディングページ、ホームページの見つかりやすさが劇的に上がることもこの調査結果から分かります。

もう一つオンライン動画に関する調査を紹介します。
Think With Google と言うサイトをご存知でしょうか。
毎日とてつもない数、世界中の方々が検索で使っているGoogleにはそれだけのデータが集まります。そのGoogleさんがなんと、マーケティングをする際のデータ分析や統計情報を私たちユーザーにThink With Googleというページで公開しています。
そちらの情報では、YouTubeでブランドの動画を見た後、40%のユーザーが店舗やウェブサイトに訪れ、そのうちの28%のユーザーが購買というアクションを取っているそうです。
100人のうち40人がサイトに訪問して、11人が購買している計算になります。
先ほどの735という数字に当てはめると、735回の再生のうち294人がサイトを訪れ、82人が購買行動をしてくれる。
こんなに成績がいい営業マンがいたら、ぜひ弊社に。

もう一つThink With Googleのデータをご紹介します。
18歳から54歳の30%の方が、動画を見るデバイスとしてスマートフォンを利用しているそうです。
18歳の人の視聴デバイスはおそらくスマートフォンかタブレットが多いでしょうから、全年齢の統計を取るとモバイルで動画を視聴する方はとても多いでしょうね。
動画が効果を発揮してきたのは、スマートフォンの普及にも要因があるのではないでしょうか。

動画元年と言われたのが2013年?2014年?
総務省が公表しているインターネット普及率は83%、スマホ利用は54%でタブレット利用が18%となっています。

http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc252110.html
TwitterやFacebookからの動画視聴がシームレスになってきましたし、携帯電話の各キャリアもパケット上限が20Gというサービスの提供も始めました。これは完全に、動画視聴を意識したものだと考えています。

インフラは整っています。
動画を視聴する社会インフラが整っているのであれば、あとは動画を公開してビジネスに活用するだけです。

「でも動画を作るのって高いでしょう?」

はい。
安くないです。
なぜ映像制作は高いのか、このカラクリはまた別の機会に書きたいと思います。

業者に依頼すると高いので、自分で動画を作ってビジネスに活用しましょう、映像製作会社を経営している私が皆さんにお勧めするのもおかしな話ですが。
あなたの商品・サービスはあなたが一番よく知っているはず。
込めた想いを、あなたの商品・サービスを待っている方々にオンライン動画で届けましょう。
そう、あなたの手元にあるパワーポイントで作った動画で。

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山根聡子

山根聡子

東京競馬場のある府中で生まれ、二人の子供のいる4人家族 自営業の家に生まれ、中小細企業の経営を肌で感じながら育つ。 家業を15年フルタイム勤務。 家事育児と仕事の忙しさから心身症をおこし休職。 休息期間を経て、自分の本当にやりたいことをやる生き方へシフトする。 2015年 映像制作・コンサルティング会社を起業。 2年間で100件以上の撮影現場や映像を使った販売計画に携わり、 「売れる動画」を追及してきました。 お客様の心をつかむワンメッセージの1分動画を提唱。
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